新しい環境に絶望しているあなたに送る、「住めば都」の裏の意味!
「住めば都(みやこ)」という言葉があります。
この聞きなれた言葉に、裏の意味があることを知っていますか。
このもう一つの意味が、
新しい環境に希望が持てない時、
勇気をくれる言葉になるので紹介します。
目次
「住めば都」の意味
この言葉は、
どんな所でも、住み慣れるとそこが居心地よく思われてくる、
という意味で使われています。
まぁ、誰でも知っている意味ですよね。
たとえば、この時期だと新入社員や、
人事異動で新しい部署に配属になった人たちです。
これまで住みなれた学校や部署を離れ、
新しい環境で生活することになります。
新しい職場は、初めてのことばかりで、
人間関係や未経験の仕事に不安になります。
良い先輩や上司など、環境に恵まれれば、
ラッキーですよね!
将来に夢を持って頑張れると思います。
でも、もしそうでなかった場合、
将来に希望が持てません。
すごく不安になります!
通常の意味だと、住めば都の言葉の通り、
しんどかったり、不安なのは初めだけで、
そのうちに慣れてくるから、
それまで頑張れ、っていうことになります。
これが元々の意味ですよね。
都(みやこ)って、居心地いいですか?
ちょっと、蛇足です。
よくよく考えてみると、
住めば都の「都」って言葉に疑問を感じます。
どうして都なんでしょう?
慣れてくれば、居心地が良くなる場所の例として、
都という言葉が使われていますが、
そもそも、都って居心地いいですか?
僕は都より、自宅の方が居心地がいいです。
インドア派の僕なら、この言葉は、
「住めば自宅」って感じです。
どうして「都」なんでしょう?
住めば都の、もう一つの意味
昔、中国の都(みやこ)に、ひとりの男性がいたそうです。
その男性は、いつもみんなことを考えて行動しており、
周囲の人たちから慕われている人格者でした。
ところが、その男性が社会的弱者を守るため、
その都の領主と争いになり、町を追放されてしまいます。
領主は、その男性を、人里離れた辺境の地に追い出しました。
まともな生活もできない辺境の地で、
1人で生きていけるわけがありません。
ところが、この男性を慕い、1人、また1人と、人が集まってきて、
次第に集落ができ、町に発展し、結果的に、そこに都ができてしまいました。
住めば都という言葉のもう一つの意味は、
人格者が住めば、そこが都になってしまう、
というものです。
たとえ辺境の地という、
生きていくには希望が持てない環境であっても、
自分の人格次第で、生きていくに値する場所に変えることができる、
ということですね。
まとめ
新入社員や人事異動で環境が新しくなった場合、
その環境に希望が持てなくても、
自分の人格を磨くことで、そこが希望の持てる、良い環境に変わります。
もし、新しい環境で希望が持てない時があれば、
「住めば都」を思い出しましょう!
初めから諦めてしまう選択肢もありますが、
そこがあなたの、あたらしい都になるかもしれませんよ。