考え方100連発

嫌いな人、苦手な人と、良好な人間関係を築くための考え方 その1

 

 

これまで僕は、嫌いな人、苦手な人と話をするのが苦痛でした。

特に、僕は人付き合いが苦手なので、

一度、その人を嫌いと思ってしまうと、

心を開いて話をすることができなくなりました。

 

サービス業に携わる経営者として、

これは相当のマイナスでした。

 

しかし、こんな未熟な僕が、

ある考え方を身につけたことで、

嫌いな人、苦手な人とも、

良好な人間関係を築くことができるようになりました。

今回は、その考え方を紹介したいと思います。

  

目次

 

 

1 相手との嫌な過去は水に流す

あの時、こんなことを言われた!

こんなことをされて、腹が立った!

思い出すたびに、腹が立ってきます。

 

でも、一旦、水に流すことです。

意識して、考えないようにする。

思い出してしまいそうになったら、

別のことを考えるようにする。

 

納得いかない、許せない、

でも、それらを全部ひっくるめて、

「許す」ということです。

いつまでも引きずらない。

水に流すことで、1番、自分が楽になります。

 

 

2.怒りの対象をはっきりさせる

また、思いだして腹が立っている時、

自分が何に対して怒っているのか、

冷静に考えてみましょう。

 

怒っている時は、

すべて、あいつが悪い、あいつのせいだ、

と考えてしまいますが、本当はそうではありません。

 

キツイ言葉を言われた、ひどいことをされた、

まさにその時、怒りの対象は目の前の「相手」ですが、

その後、それを思い出して腹を立てる時の怒りの対象は、

自分の中の「記憶」です

 

ここ、すごく大事です。

自分が怒っている対象は、目の前の「相手」なのか、過去の「記憶」なのか。

 

自分が、「自分の記憶」に対して腹を立てている状態は、

自分で自分の頭をたたき、痛がっている状況と同じです。

自分が、自分に腹を立てているのです。

もはや、怒りの原因となった相手は関係ありません。

 

「これはただの頭の中の記憶」

「この記憶に怒っているだけで、相手は関係ない」

と冷静に理解して、怒りを鎮めましょう。

 

記憶は、あくまで記憶。

記憶を相手にしない。

嫌な記憶は引きずらず、忘れること。

思い出しても、怒りの感情を持たないこと。

 

 

3.相手のことを、良いとか悪いとか、評価しない

悔しい思いをしたとき、

相手は完全に悪い人になっています。

 

しかし、人間は良いとこ半分、悪いとこ半分です。

今は悪いところしか見えていないと思いますが、

悪いと思う分だけ、良いところもあるものです。

 

良いとか、悪いとかの判断も、自分の判断ですから、

絶対的な根拠はありません。

たぶん、悪い人だろう・・・、ぐらいしか言えないはずです。

 

自分の判断はどこか間違えている、という認識で、

相手を良いとか悪いとか、判断するのはやめましょう。

 

 

4.「これから会う相手」は、「新しい人」と考える

 人は1日に約6万回も、考え事をしていると言われています。

約2秒に1回、考え事をしていることになります。

これだけ色々な考え事をしていると、

朝の自分の考え方が、夜には多少なりとも変わっているものです。

 

また、人は失敗から学び、成長していく生き物ですから、

考え方も、日々、成長し進化していきます。

 

だから、昨日会ったその人は、今日は見た目は同じでも、

心は昨日とはどこか違う、「別人」になっています。

心が違えば、「昨日と同じ人」とは言えないからです。

 

「昔、キツイ言葉を言われた、ひどいことをされた」

というのは、こちら側の執着です。

こういう人でも、今日は「まったく新しい人」として、

新鮮な気持ちで向き合う選択もできるはずです。

 

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5.まとめ

このように、

これまでのことは水に流し、

嫌いな人を、良いとも悪いとも評価せず、

昨日とは別人として向き合う。

 

これができるようになると、

嫌いな人とうまく向き合うことが

できるようになります。