不利な状況で、結果を出していく考え方
人生は本当に不公平だと思います。
同じ条件で、みんな一緒に「よーいどん」なら、
競争のやりがいがありますよ。
でも、現実はそうじゃない。
スタート地点で、実力差がついてしまっている。
新入社員なら、エリート同期との競争だったり、
営業職なら、社内でベテランとの競争、
起業家なら、大手企業の資本力との戦いがあります。
これから何かを始めようとする人はみんな、
ほぼほぼ、不利な状況でのスタートです。
でも、不利だからといって、
文句を言っていても始まらないですよね。
そんな時は、
とんでもなく不利な状況で、
結果を出した昔話に、そのコツというか、
考え方を学びましょう。
ウサギとカメ
不利な状況で戦った昔話に、
「ウサギとカメ」があります。
もし、あなたがカメだったら、ウサギと勝負しますか?
しませんよね。普通は。
まともに考えて、勝てる訳がないんです。
カメは時速 0.3km/h、ウサギは時速 70km/hです。
「ハンデください(涙)」ってなりますよ。
自分より200倍以上、足の速い人と競争して、
勝てる訳がありません。
素人が、マラソンのオリンピック金メダリストに挑戦するようなものです。
でも、最終的にカメは勝ってしまう。
この昔話は、現実にも充分、活用できる話だと思います。
では、なぜ、カメはウサギに勝つことができたんでしょうか?
カメは何のために走ったのか?
ウサギとカメは、何のために競争したのでしょうか。
ウサギの目的は「勝つ」という結果でした。
一方、カメの目的は「一歩一歩、着実に歩く」という過程です。
もし、カメが「勝つ」ために走るのであれば、
スタート直後に、ぶっちぎりで遠くを走っていくウサギを見て、
もう絶対無理!と落胆してしまったはずです。
ここに隠された考え方は、
人生は最終的に「勝つ」ことではなく、
ゴールを見続け、一歩一歩努力する過程に意味がある、
ということです。
カメが見ていたもの
ウサギが見ていたものは「カメ」という相手。
カメが見ていたものは「旗」というゴール。
ウサギは、相手との比較の中で、
油断が生まれてしまいました。
カメは、ウサギを見ていなかった。
まわりが何を言おうが、
自分のゴールだけを見ていました。
大切なことは、周囲の中で、自分がどの位置にいるかではなく、
周りを気にせず、ただひたむきに、
自分のゴールを見続ける、想い続けるということです。
まとめ
自分は、他の人より能力が劣っているとか、
始めるのがもう遅いとか、
言い訳している人はいませんか?
そんなときは、カメになりましょう!
有利とか、不利とか、関係ないんです。
自分がこれって思ったなら、
勝ちも負けも関係ありません。
大事なことは、
一歩一歩歩くことです。
そして、ゴールを想い続けることです。
結果は後からついてきます!