考え方100連発

食うためだけに働く という考え方

 

 

食うためだけに働く

 

昔、僕は、食うためにだけに働いていた。

食べないと、生きていけないからだ。

 

食うためだけに働くようになった僕は、

次のような考え方だった。

 

労働時間は罰ゲームのようなもので、我慢の時間。、

なるべく嫌な思いをしないよう、

余計な仕事を引き受けないよう、

やってきた。

 

始業から定時まで、貝のようにじっと我慢。

仕事が終わってからが、本当の僕の時間なのだ。

 

 

仕事が楽だったら得、大変だったら損

 

時給900円の人は、自分の1時間という時間を売り、

その対価として900円もらっている。

労働とは、自分の時間を切り売りすることであるから、

楽して1日が終わったときは、なにか得した気分になり、

つらい仕事をしたときは、損した気分がした。

 

給料さえもらえれば、それでいいから、

僕の興味は、いかに自分が楽ができるか、であった。

 

周囲の人たちにも僕は興味がないし、協力をしようという気もなかった。

協力したら、自分の労働量が増えるから、損なのだ。

自分さえよければいい。

 

仕事は面白くなかった。

仕事が面白くないのは、その組織が悪い。

もっと、労働者が楽しめる仕事の与え方をすべきだ。

こんな仕事じゃ、みんなやる気を失って当然だ。

 

僕が悪いわけじゃない。

面白くない仕事をさせられている僕は、

むしろ被害者だ

 

働くということを、こう考えていた僕の価値観が、

ある考え方に出会い、変わり始めた。

 

 

人は自分の人生の経営者 

 

それは「人は自分の人生の経営者である」という考え方だ。

ある講演会で、経営者の方に教えていただいた。

 

これは、たとえ雇われの身分であっても、

人は自分の人生について、経営者であるべき、という考え方だ。

 

なぜなら、自分の人生の責任は、最後は自分で引き受けるしかないからだ。

人生の最後で、俺の人生がうまくいかなかったのは、

あいつのせいだ、といっても、はじまらない。

 

自分の発する言葉、態度、仕事を楽しむかどうか、

自分の行動や考えること、感情など、

人のせいにせず、自分で決断し、自分で責任を取る。

 

受け身で、被害者意識の強かった僕には、

衝撃的な考え方だった。

僕はもう、人のせいにするのはやめた。

 

うまくいかないのは、自分のせい。

仕事が面白くないのも、自分のせい。

人のせい、社会のせいにしている時は、解決策が見つからなかったが、

自分のせいだと思うようになったら、解決策が無限に出てきた。

原因が自分にあるなら、自分を変えればいいからだ。

 

今、自分の人生の経営者は、自分しかいないと、

はっきりと自覚できるようになった。

そして、もう、食うためだけに働かない。

もっと大きな視点で、みんなが幸せになるために働いてる。