損得勘定で考えない方が良い理由
あなたは日々の生活の中で、
損得勘定よりも優先したい判断基準がありますか。
人間である以上、
条件反射的に、
損得計算はしてしまうものです。
これは仕方ないですね。
僕も若い頃は、
仕事が楽だった日は、なにか得した気分になるし、
つらかった日は、損した気分になりました。
給与が固定給だったため、
ちょっとでも楽ができると、
得したような気分になるんです。
でも、本当は、
損か得かを、あまり考えないようにした方が
人生はうまくいきます。
損も得もない?
なぜなら、
それが本当に損なことなのか、得なことなのかは、
誰にも決められないからです。
短期的に見れば、損だったことが、
長期的に見れば、得なことになったりするからです。
たとえば、
あなたが、スーパーの福引きで、
温泉旅行が当たったとします。
この時点で、「当選は得なこと」です。
でも、旅行当日、温泉に向かう途中に、
交通事故で入院するはめになる。
この時点で、こんなことなら、
「当選しなけりゃよかった」となります。
そして、入院した病院で、
理想の相手と出会い、結婚します。
この時点になると、
「あの時、当選していて良かった!」
となります。
この場合、当選が得なことだったり、
損なことだったり、時間の経過とともに、
変化していきます。
損得より善悪で判断する
つまり、損とか得とかいう感覚は、
人間が短期的な視点で感じている妄想であり、
物事の本質ではないのです。
損も得も無い、というのが、物事の正しいとらえ方です。
では、物事に損得が無いのであれば、
私達は何を基準にモノゴトヲ考えれば良いのでしょうか?
それは、人としての善悪です。
判断基準の中から、損得勘定という、
自分自身の判断を消した後は、
正しいか、正しくないか、で選びましょう。
まとめ
損得を抜きにして、
善悪で物事を選んでいく時、
人生は好転していきます。
松下幸之助さんは、このことを、
「正しいことは真理に沿っているから、必ずうまくいく」
とおっしゃっています。
損得は、妄想だから、
そんなものは当てにせず、
善悪で判断していきましょう!