攻撃された時、心にゆとりを持って対応するための考え方 その1
1 カチンとくる時
仕事をしていると、
攻撃的な態度や言葉に、
カチンとくることがよくあります。
部下が感情的になって反論してくる時や、
僕をバカにしたような見下した態度をとられた時、
未熟な僕は、カチンときてしまいます。
普段、仲の良い部下なら、
笑って、冗談で許せるんです。
でも、相性の悪い部下だと笑えない。
こちらも感情的になって、
応戦してしまう時があります。
2 どこか間違っている、という自覚
ここでやってはいけないのは、
カチンときた相手を、嫌いになることです。
火は小さいうちに消せ
という言葉にもあるように、
嫌いになる前に、怒りの感情を消火した方が賢いです。
言い争いが始まるな、と感じたらすぐに、
こんな風に考えましょう。
なんやかんや、言い争っているけれど、
相手も自分も、どこか間違っている
じつは、これが1番、現状を正しく認識しているモノの見方です。
この理解に立つ時、争いは生まれません。
言い争いとは、正しさと正しさのぶつかり合いだからです。
3 攻撃にしてくる人の心理
攻めてくる人の深層心理は、
絶対に私は間違っていない!
というものです。
しかし、人間の判断で、「絶対に正しい」と言えることは何一つありません。
一部しか理解できていないはずなのに、
全てを理解したかのように錯覚し、
自分は正しい、相手が間違っている、
と思い込んでしまいます。
だから、人間の判断は、どこか間違っているのです。
間違ったことを言われても、
カチンとこないのではないでしょうか?
たとえば、
男性である自分を、
「どうして女性なのに、普段から女性っぽくしないんだ」
と相手が攻撃してきても、カチンともきません。
相手の言っていることが、絶対に間違っていると確信できているからです。
このように、
相手から攻撃されて、カチンときた時は、
自分の正しさに凝り固まらず、
相手も自分も、どこか間違っている
と考えて、心にゆとりを持ちましょう。
こう考えることで、
良い人間関係を築くことができるようになります。